具体的に言うと、年代別の資料を作らなかった。 微妙だがずれがあってその修正が出来なかったことです。
自分としては、ニックアダムスは日本最初の本格的全米俳優さんでそれまでは在住の仕出しさんでまかなっていたこと。 非常にいい人で、東宝もふくめ多くの映画人にいい印象を与え多くの影響を与えた人。
ところが日本映画に出たためその後仕事がなくなってしまい自殺とも事故ともつかない死に方をしたこと。
その後出演したラスタンブリンはひどい人でいい加減だったのですが、最終的にサンダ対ガイラのカルト的人気が、その後の彼の人生に大きな影響を与えたこと。 という筋書きで書きました。
ところがそうじゃない。 そもそも当時の東宝特撮はメジャー配給で、確かこの時はユニバーサルでした。
黒澤明はニューワールドピクチャーで、ロジャーコーマン配給という異常にしおしお配給でした。
この時のニックはユニバーサルの御指名で出演していて、別の理由がなければその後に仕事がなくなるのは考えにくい。ちなみにタンブリンは特撮前からしおしおでまあその後もしおしおでした。 東宝出演も日本への観光へのついでというしおしお理由だもんででございます。